論文

査読有り
2016年6月

原子炉内溶融物移行挙動数値解析手法の開発; 実機炉内構成材中での検証解析

Proceedings of 24th International Conference on Nuclear Engineering (ICONE-24) (DVD-ROM)
  • 山下 晋
  • ,
  • 徳島 二之
  • ,
  • 倉田 正輝
  • ,
  • 高瀬 和之
  • ,
  • 吉田 啓之

開始ページ
5
終了ページ
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.1115/ICONE24-60453

原子力機構では、過酷時炉心溶融の挙動解明に資することを目的として、多相多成分熱流動数値解析手法(JUPITER)の開発を行っている。前報までに、炉心と下部プレナムを簡略模擬した体系において、発熱する物質と非発熱物の溶融移行挙動の計算を行い、定性的ではあるが、大規模体系においても安定に機能的に要求される結果が得られることを確認した。また、酸化反応モデル組込結果については、Baker-JustやCathcart-Pawelモデルといったアレニウス型のモデル式をJUPITERに導入し、JUPITER上で酸化膜厚や酸化発熱量の計算が可能であることを確認した。一方で、高温溶融物移行挙動解析機能の検証や実機炉内構造物中での溶融物移行挙動の不確かさといった問題がある。本報告では、形状による不確定性の緩和を目的として実機炉内構成材をできる限り正確に模擬した体系における溶融移行挙動計算及び、溶融移行挙動計算の妥当性の検証を目的とした実験解析を行った結果を示す。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1115/ICONE24-60453
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5055346
ID情報
  • DOI : 10.1115/ICONE24-60453

エクスポート
BibTeX RIS