医療被ばく研究情報ネットワーク(Japan Network for Research and Information on Medical Exposures:J-RIME)は、2010年に国内外の機関や専門家と協力して、医療被ばくに関するさまざまな研究情報を収集し、これらの情報を互いに共有する組織として設立された任意団体である。この6年の間に、当初の目的であった情報共有の枠組みが完成し、現在はワーキンググループ(以下、WG)を中心に、国際機関との連携を強め、医療被ばくの正当化、防護の最適化に向けた活動を展開している。本稿では、こうしたJ-RIMEの最近の活動や将来展望についてまとめる。(著者抄録)