基本情報

所属
情報・システム研究機構 国立極地研究所  特別客員研究員
学位
学術博士 (神戸大学)

J-GLOBAL ID
201401092840707865
researchmap会員ID
7000007184

研究課題と活動状況

火星隕石の年代学研究
U-Pb, Sm-Nd, Rb-Sr同位体系から、火星隕石の形成年代をあきらかにするとともに起源マントル物質の同位体組成、化学組成、鉱物組み合わせを推定する。火星表層でおきた水質変成作用の詳細をRb-Sr系にもとづいてあきらかにする。これらは、極地研が組織した火星隕石コンソーティアム研究の一部であり、またNASA-JSCとの共同研究でもある。

分化した隕石の年代学研究
太陽系惑星物質の初期進化過程のタイムスケールを長半減期核種と消滅核種をもちいて議論する。

同位体質量分別の高精度測定
カルシウムとストロンチウムについて、表面電離型質量分析計をもちいたダブルスパイク高精度同位体分析法を開発し、惑星物質に応用し天然のカルシウム、ストロンチウム安定同位体分別に基づいて成因を議論する。

論文

  72

MISC

  64

講演・口頭発表等

  74

共同研究・競争的資金等の研究課題

  25

社会貢献活動

  17

その他

  1
  • 南極産火星隕石を含むYamato-793605, Y000593, Y980459, Y000097, Y984028, Chassigny, NWA2737, RBT04261, ZagamiのRb-Sr, Sm-Nd, Ar-Ar年代をもとめ、火星隕石の年代学研究をすすめた。さらに、ZagamiのSr同位体組成に不均質性をみつけ、鉄や不適合元素に富んだ、より分化したマグマが付加されたという作業仮説をたてた。現在、マグマ混合の論文をまとめている。岩石組織とRb-Sr, Sm-Nd同位体系に基づき、火星マントルの分化過程の詳細にせまる必要がある。 高地起源の角礫岩からなる月隕石のジルコンとバデレアイトをもちいて、UーPb同位体系から月高地における火成活動継続期間をみつもった。今後、リン酸塩鉱物のU-Pb, Pb-Pb年代測定も加え、アポロ試料、月隕石中の年代学研究を推進する必要がある。 バデレアイトのU-Pb同位体系は、衝撃変成作用(圧力と温度)によってどのような影響を受けるのかを、衝撃実験、加熱実験からあきらかにし、火星隕石の年代学研究に適用できると結論づけた。この成果は、火星隕石にとどまらず、月試料の年代学にも制約を与えると期待される。 イメージングプレートを惑星物質科学研究に応用するために、カリウム-40についてキャリブレーションをおこなった。隕石中のカリウム濃集領域を非破壊で判別することが可能となり、成果を論文にまとめた。 アルカリに富む惑星物質についてK-Ca同位体系を適用し、成果を論文にまとめた。 太陽系初期のカルシウム-40/カルシウム-44比を高精度で求め、カリウム-カルシウム同位体年代学に応用した。 角礫岩コンドライト隕石中のアルカリに富む岩片について、バリウム同位体分析をおこない、消滅核種セシウム-135の痕跡がないか検討している。