2014年4月 - 2015年3月
敗血症ラット検体を用いた近赤外とラマン分光法の新規解析技術の開発
文部科学省 科学研究費補助金(挑戦的萌芽研究)
- 配分額
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- (総額)
- 3,640,000円
- (直接経費)
- 2,800,000円
- (間接経費)
- 840,000円
- 資金種別
- 競争的資金
我々は、「複雑な混合物」全体の物性を識別できる、独自の電磁波信号処理方式を開発した。近赤外(NIR)スペクトル法は、非破壊、非接触で、瞬時に測定できる電磁波計測法で、救急集中治療領域では、リアルタイム計測ツールとして大きな魅力を有する。本研究では、リポポリサッカライド (LPS) 2 mg/kg あるいは10mg/kgを腹腔内投与した敗血症ラットから血漿を採取し、これらを被検試料として得られたNIRスペクトルデータについて、本技術を用いてケモメトリクスによる解析を行ったところ、LPS 2 mg/kg 群とLPS 10mg/kg群両者を識別しうる結果を得ることができた。