共同研究・競争的資金等の研究課題

2015年4月 - 2016年3月

近赤外組成イメージングシステムを用いた新しい組織障害評価法の開発

文部科学省  科学研究費補助金(挑戦的萌芽研究)  
  • 小池 薫

配分額
(総額)
3,640,000円
(直接経費)
2,800,000円
(間接経費)
840,000円
資金種別
競争的資金

近赤外(NIR)スペクトル法は、非破壊、非接触で、瞬時に測定できる電磁波計測法で、救急・集中治療領域では、リアルタイム計測ツールとして大きな魅力を有する。小腸虚血・再灌流(I/R)ラットで虚血前、虚血45分後、再灌流4時間後の小腸を調べると、肉眼的には再灌流4時間後に浮腫と腸管内出血が確認されたが、NIR再構成画像でも同様の画像所見が得られた。NIR再構成画像上選択した複数の関心領域から得られたNIRスペクトルの経時変化を比較観察すると、sham群では変化は見られなかったが、I/R群では、虚血前、虚血45分後、再灌流4時間後で明らかに異なるスペクトルパターンを示した。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-15K15662/