基本情報

所属
法政大学 文学部 哲学科 専任講師

連絡先
keisuke.yoshidagakushuin.ac.jp
J-GLOBAL ID
201901020259538129
researchmap会員ID
B000356989

 S. A.キルケゴールやその実存の思想への取り組みから出発し、ドイツにおけるキルケゴール受容、とりわけ批判理論との関係を主たる考察対象としてきました。2019年にゲーテ大学フランクフルト・アム・マインで受理された博士論文では、Th. W.アドルノの批判的キルケゴール受容を主題とし、両者の思想上の関係を立体的に論じることを試みました。またアドルノへの取り組みを通して、実存思想への関心を保ちつつも、社会哲学や美学にも強く関心を持つようになりました。
 これから取り組んでいきたいこととしては、まず、アドルノの社会哲学の視座からキルケゴール思想を読み直すことを通して、啓蒙された時代における主体性モデルを構想する、というテーマがあります。また中長期的に勉強していきたいこととしては、思考モデルとしての「批判理論」の捉え直し、ポスト世俗化時代における「世俗化」概念、主体性論の観点からの「美的経験」の再検討、といったテーマがあります。


委員歴

  3

論文

  16

書籍等出版物

  1

講演・口頭発表等

  14

担当経験のある科目(授業)

  9

共同研究・競争的資金等の研究課題

  3