2004年12月
システム思考を深める教育における統合型実習の活用
CIEC,コンピュータ&エデュケーション
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- 巻
- 17
- 号
- VOL.7
- 開始ページ
- 105
- 終了ページ
- 110
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.14949/konpyutariyoukyouiku.17.105
- 出版者・発行元
- CIEC
複雑化かつ多様化が進むわが国では,技術者に対して,複数分野にまたがる技術を統合して応用するスキルが求められている。しかし,多くの工業高校では,単一の体系による授業・実習の教育が中心であり,システムにおける総合的なものの見方・考え方である「システム思考」を育成するための指導が不足している現状がある。本論では,ルーパー・モーション機構(looper motionmechanics)というユニークな教材を使用して,迷路上のボールをStartからFinishまで移動させる実習課題のプログラム作成過程を分析した。また,実習の前後において生徒の意識調査を行い,次の2点が確認できた。1)システムの意味を具体的に定義できる,2)身近なシステムの例を挙げることができる。その結果,工業高校における複数の異なる授業・実習を相互に関連性を持たせた統合型実習として実施する取り組みが肯定的に演繹できた。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.14949/konpyutariyoukyouiku.17.105
- ISSN : 2186-2168
- CiNii Articles ID : 130005057579
- CiNii Books ID : AA11252984