MISC

2022年1月

統合失調症の病識欠如に対する心理社会的介入研究の現状

総合病院精神医学
  • 坂井 舞
  • ,
  • 町田 有季美
  • ,
  • とし 恵太
  • ,
  • 光永 憲香
  • ,
  • 吉井 初美

34
1
開始ページ
23
終了ページ
35
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(一社)日本総合病院精神医学会

統合失調症の病識欠如はよく観察される重要な所見の一つであり、服薬治療継続の困難につながり、再入院の原因となり得る。近年、病識欠如に対する心理社会的介入の有効性が明らかになりつつある。本研究は統合失調症の病識欠如に対する看護師による心理社会的介入について国内外の研究動向を概観し、介入手法、病識改善への効果などを整理した。医中誌Web、PubMed、CINAHLおよびPsycINFOを用いて2004年から2020年までに掲載された論文から文献検索を実施した結果、国内で4件の心理教育が実施されており、すべての研究で病識改善の効果が示されていた。一方、国外では多種多様な介入手法、介入期間および病識の評価方法で実施されており、14件中すべての研究で有効性が認められた。看護師による病識改善への一定の効果が認められたことから、その遂行が服薬アドヒアランスの向上による再入院の減少にもつながることが期待される。(著者抄録)

ID情報
  • ISSN : 0915-5872
  • 医中誌Web ID : 2022207243

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