岩切 啓人

J-GLOBALへ         更新日: 18/04/24 21:19
 
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研究者氏名
岩切 啓人
 
イワキリ ケイト
eメール
keitoiwakirigmail.com
所属
東京大学大学院
部署
人文社会系研究科基礎文化研究専攻思想文化コース(美学芸術学専門分野/修士課程)
学位
美術学士(東京藝術大学)

プロフィール

哲学や美学を学ぶ学生です。
主に、以下のテーマについて研究しています。

1. 作品の存在論
作品(work)の存在論的な特異さは、なによりも、人によって作られ、人によってその機能を果たされるという点にあります。そして、この点こそ、作品の存続条件、同一性条件などを求めることを難しくしているものです。作品の存在論を適切に構築するためには人による創造と受容に関する分析が必須であるという考えのもと、私はさまざまな種の作品(芸術作品、著作物、虚構対象、広くは人工物一般)の存在論的問題(同一性、素材との関係、カテゴリなど)に取り組んでいます。

2. ポーランド哲学
主に20世紀のポーランドの哲学を研究しています。現在は、主にロマン・インガルデンの哲学を研究しています。インガルデンの哲学は、師フッサールの超越論的観念論に対する論駁を最終目標としたものですが、その存在論的課題に取り組むために重要な役割を果たしたのが芸術作品でもありました。インガルデンにとって、芸術作品は物理的対象、心的作用などに複雑な仕方で依存する対象です。このような依存的対象としての芸術作品についての理論は、インガルデンの構築した細微で緻密な依存体系の要点を理解するうえでも重要です。その他には、トファルドフスキ、コタルビニスキといったルヴフ=ヴァルシャヴァ学派の哲学も勉強しています。とりわけ、ルヴフ=ヴァルシャヴァ学派と他の学派(フッサール学派、マイノング学派、分析哲学)との関係にも興味があります。

3. 存在の問題
(メタ)存在論的な課題として、存在(existence)に関する研究も始めました。とりわけ、存在者(entity)であるための基準と対象(object)であるための基準の違いや、存在の一義性/多義性、曖昧な存在(vague existence)、否定的存在者が可能であるかどうかなどを研究しています。これらの課題は、ポーランドの哲学者であるトファルドフスキ、インガルデンなどが考察した問題でもあり、隣オーストリアではマイノングなどが研究したテーマでもあります。これらの問題は論理学や言語哲学への応用も期待されますが、まだそこまでの研究は進んでいません。

資料はできるだけ公開を目指しますが、以下にリンクのない場合は連絡をいただければ可能な限り原稿などをお渡しします。

研究分野

 
 

学歴

 
2017年4月
 - 
現在
東京大学 人文社会系研究科 基礎文化研究専攻思想文化コース美学芸術学
 
2013年4月
 - 
2017年3月
東京藝術大学 美術学部 芸術学科美学
 

論文

 
創造と複製:芸術作品の個別化
岩切 啓人
フィルカル   3(1) 126-167   2018年3月   [招待有り]

講演・口頭発表等

 
岩切 啓人
美学会全国大会   2017年10月9日   
岩切 啓人
Art and Mind Workshop   2017年8月11日   
岩切啓人
哲学若手研究者フォーラム全国大会   2017年7月15日   
岩切啓人
哲学若手研究者フォーラム全国大会   2016年7月17日   

Misc

 
岩切 啓人
トークイベント:『フィルカル』Vol. 3 No. 1 刊行記念      2018年4月
岩切啓人
トークショー:『芸術の言語』から現代の分析美学へ(慶應義塾大学出版会・勁草書房・東京大学生協駒場書籍部共同企画)      2017年6月   [依頼有り]
岩切啓人
ブックレット:『グッドマン・リターンズ:新しい古典がやってくる』(ネルソン・グッドマン著『芸術の言語』刊行記念ブックフェア)      2017年5月   [依頼有り]

担当経験のある科目

 
 

所属学協会