基本情報

所属
京都大学 化学研究所 特定助教
学位
博士(農学)(2022年3月 京都大学)

ORCID iD
 https://orcid.org/0000-0002-1437-8229
J-GLOBAL ID
202101018615587095
researchmap会員ID
R000030320

外部リンク

温暖湿潤で生物多様性が高く造山活動が活発な日本という島国で、林野のバイオマスを使い尽くす「木の文化」は1000年以上続きました。

1955年頃を機に、日本は石油という太古のバイオマスが高温高圧下で還元濃縮された化石資源への依存を始め、1980年代までは石油と資源の低い価格を背景に工業立国として大きな経済成長を遂げ、低成長期を経て現在に至っています。しかし、この「石油の文化」はどう考えても1000年続くことはありません。「長続きしない社会」から「続く社会」へと移行する上で、森林の役割には非常に大きなものがあります。そして、高度経済成長期の拡大造林前後で森林やそれに関わる制度・技術が大きく変化したように、「続く社会」の森林の姿は今とは大きく異なるはずです。

森林と人間社会の関係を研究することは、自然と過去に敬意を払い、未来に責任を持とうとすることであるという信念のもとで、未来の森林や、その基礎となる社会制度と技術の複合体(complex)について研究を進めます。


論文

  11

MISC

  24

書籍等出版物

  1

講演・口頭発表等

  37

担当経験のある科目(授業)

  1

所属学協会

  7

共同研究・競争的資金等の研究課題

  6