MISC

2016年3月

熟議による合意の可能性 : 「エネルギー・環境の選択肢に関する討論型世論調査」を用いて

同志社政策科学研究 = Doshisha policy and managemant review
  • 木下 健
  • ,
  • キノシタ ケン
  • ,
  • Kinoshita Ken

17
2
開始ページ
17
終了ページ
33
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
同志社大学政策学会

論説(Article)本稿においては、エネルギーDPのデータを用いて、討議による合意に関して分析を行っている。分析の結果、特に討議前において、コスモポリタニズム因子は相手の意見尊重及び妥協を引き上げる要因であることを明らかにした。しかし、討議後においては、コスモポリタニズムは相手の意見尊重に有意であることを示すのみであり、リベラリズム・コスモポリタニズムという価値観の影響力は討議前より大きくないことが明らかとなった。価値対立がある場合、合意にはたどり着けないという指摘があるが、実際はそうではないことを明らかにしている。

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/120005741442
ID情報
  • ISSN : 1880-8336
  • CiNii Articles ID : 120005741442

エクスポート
BibTeX RIS