2011年 - 2012年
低線量率放射線による組織幹細胞への放射線障害蓄積性の時空間的解析手法の確立
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 挑戦的萌芽研究
発がんへの寄与が明らかとなっている腸管幹細胞(Lgr5 陽性細胞)に着目し、組織幹細胞とその子孫細胞を長期間追跡する手法を利用して、放射により誘発される腸管組織のターンオーバーを定量的に評価する方法を確立した。幹細胞の組織内動態の観察により、照射後に大腸幹細胞が顕著に減少し、その後新たに幹細胞が合成されることを見出した。この幹細胞を中心とした組織動態は放射線によるがん化過程の機構を知る上で重要である。
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- 課題番号 : 23651051
- 体系的課題番号 : JP23651051