MISC

2011年1月24日

トライゲートナノワイヤMOSFETの短チャネル移動度解析と Stress Memorization Technique (SMT) による性能向上

電子情報通信学会技術研究報告. SDM, シリコン材料・デバイス
  • 齋藤 真澄
  • ,
  • 中林 幸雄
  • ,
  • 太田 健介
  • ,
  • 内田 建
  • ,
  • 沼田 敏典

110
406
開始ページ
43
終了ページ
46
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
一般社団法人電子情報通信学会

本論文ではトライゲートナノワイヤトランジスタの短チャネル移動度について系統的に調べる。短チャネル移動度はナノワイヤチャネル中に誘起される歪みに支配されており、<110>方向ナノワイヤnFETでは、高さ方向の庄縮歪みにより短チャネル移動度が大きく増加する。さらにナノワイヤ中に生じる歪みを増加させるため、ストレスメモライゼーション技術(SMT)を適用した。<110>方向ナノワイヤnFETでは、SMTにより移動度が増加するだけでなく、寄生抵抗の低減も生じる結果、同じDIBLに対するオン電流は58%と大きく向上する。一方、ナノワイヤpFETにおける電流劣化量は小さく、SMTによるCMOS性能の大幅な向上が実現できる。

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110008676397
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10013254
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/10971103
ID情報
  • ISSN : 0913-5685
  • CiNii Articles ID : 110008676397
  • CiNii Books ID : AN10013254

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