2012年4月 - 2014年3月
粒子分散系ER流体を用いたタッチパネル上での凹凸呈示
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 挑戦的萌芽研究
スマートフォンやATMなどでタッチパネルが急速に普及している.タッチパネルは表示内容の自由度が高く機器の高機能化に貢献するものの,ユーザへの触感フィードバックがなく,誤操作が問題となっている.このため,本研究では電圧の印加によって可逆的に固液相変化を生じる粒子分散系ER流体を用いて平面上に凹凸感を呈示する装置を開発した.本装置は平面上に配置した電極対の上にER流体を満たし,上部を絶縁フィルムで覆った構造であり,電圧の印加によって15 mm間隔で3×3のマトリクス状に凹凸を呈示できる.ボタン押下を想定した実験の結果,凹凸の呈示によって押下操作の正確度および精度が向上することを示した.
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- 課題番号 : 24656114