共同研究・競争的資金等の研究課題

2016年4月 - 2018年3月

同定したPM2.5中タンパク質(PM蛋白1、PM蛋白2)の生体作用

日本学術振興会  科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究  挑戦的萌芽研究

課題番号
16K15373
体系的課題番号
JP16K15373
配分額
(総額)
3,640,000円
(直接経費)
2,800,000円
(間接経費)
840,000円

PM蛋白1は、PM2.5の気道炎症惹起作用を増強し、PM蛋白2は、それ自身が気管支喘息を誘発することが分かった。PM蛋白1は、PM2.5より粒径の小さいに粒径0.1mm以下のPMに細胞内移行に関与する可能性が示唆された。PM2.5のPM蛋白1は、免疫ブロットで確認され、大気中濃度は1-2ng/m3であった。PM2.5中のPM蛋白1は、ELISAで1月から3月にかけてピークを形成した。重回帰分析で、PM蛋白1は、湿度と負の関連性があり,大気汚染物質から独立していた。すなわち、PM蛋白1は、PM2.5中に存在し、湿度、気温の低い冬場に大気中に上昇し、越境性環境因子の可能性が示唆された。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-16K15373/16K15373seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-16K15373
ID情報
  • 課題番号 : 16K15373
  • 体系的課題番号 : JP16K15373