2020年4月 - 2025年3月
パスウェイ分析に基づく高技能者の国際移動、その経済的影響と高等教育財政の実証研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 基盤研究(A)
令和2年度の研究計画に即して以下の研究を実施した。
① 高技能者の履歴分析: 科研費研究基盤B(課題番号17H02678: H29-31)で作成・試行に成功した高技能者履歴DBのひな型を基に、DB構築を本格化した。一橋大学内にプロジェクトルームを設置し、科研費技術員及び学生RA計7名を採用してPC、データ加工・分析ソフトを配備すると同時に、コロナ禍に配慮し遠隔連携業務体制を敷いた。履歴収集・DB化、変数定義・加工処理のマニュアルを作成し、これに沿って、分野は工学を、送り出し地域はアジアを対象に、主要送り出し5ヶ国×200件を目途に履歴を収集・加工し、試行分析を行った。
② マクロデータ構築・分析: 上記科研費研究基盤Bで構築したOECDの教育データ、World Bankの経済データ、UNESCOの学生移動データ等からなるDHEM(Database for Higher Education Mobility)を更新し精度を高めて分析を進めた。データ作成のマニュアルを整えるとともに、クリーニングを行って履歴DBと統合する準備を進めた。収集データのセキュリティー管理を徹底するために、ハードディスクを新たに設置してデータ格納の体制を整えた。
③ 大学及び行政の政策・制度調査: 米国、英国、フランス、中国が研究期間を通した調査対象国であり、各国を専門とする研究分担者が基礎研究を進めた。米国と中国を対象に訪問機関調査を行う予定であったが、新型コロナ感染症の影響により渡航できなかったため、アメリカ現地の研究協力者に調査を依頼し奨学金制度をはじめとする財政支援制度に関する調査を行った。中国高等教育の動向については定期的に勉強会を開催し情報交換を行った。
上記活動の成果は、論文、国際学会、研究集会で発表した。その具体的情報は「10. 研究発表」に記す。
① 高技能者の履歴分析: 科研費研究基盤B(課題番号17H02678: H29-31)で作成・試行に成功した高技能者履歴DBのひな型を基に、DB構築を本格化した。一橋大学内にプロジェクトルームを設置し、科研費技術員及び学生RA計7名を採用してPC、データ加工・分析ソフトを配備すると同時に、コロナ禍に配慮し遠隔連携業務体制を敷いた。履歴収集・DB化、変数定義・加工処理のマニュアルを作成し、これに沿って、分野は工学を、送り出し地域はアジアを対象に、主要送り出し5ヶ国×200件を目途に履歴を収集・加工し、試行分析を行った。
② マクロデータ構築・分析: 上記科研費研究基盤Bで構築したOECDの教育データ、World Bankの経済データ、UNESCOの学生移動データ等からなるDHEM(Database for Higher Education Mobility)を更新し精度を高めて分析を進めた。データ作成のマニュアルを整えるとともに、クリーニングを行って履歴DBと統合する準備を進めた。収集データのセキュリティー管理を徹底するために、ハードディスクを新たに設置してデータ格納の体制を整えた。
③ 大学及び行政の政策・制度調査: 米国、英国、フランス、中国が研究期間を通した調査対象国であり、各国を専門とする研究分担者が基礎研究を進めた。米国と中国を対象に訪問機関調査を行う予定であったが、新型コロナ感染症の影響により渡航できなかったため、アメリカ現地の研究協力者に調査を依頼し奨学金制度をはじめとする財政支援制度に関する調査を行った。中国高等教育の動向については定期的に勉強会を開催し情報交換を行った。
上記活動の成果は、論文、国際学会、研究集会で発表した。その具体的情報は「10. 研究発表」に記す。
- ID情報
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- 課題番号 : 20H00097
- 体系的課題番号 : JP20H00097
この研究課題の成果一覧
絞り込み
論文
2-
The Oxford Handbook of Higher Education in the Asia-Pacific Region 629-C30.P116 2023年2月23日 査読有り招待有り筆頭著者
-
Hitotsubashi Journal of Social Studies 53 19-36 2021年 筆頭著者
MISC
1-
『生活と教育と経済―大学教育の経済効果』生活経済学会第36回大会抄録 2020年9月 筆頭著者
書籍等出版物
1-
日本評論社 2022年8月5日 (ISBN: 4535540144)
講演・口頭発表等
8-
国際研究フォーラム 2024年4月15日
-
国際研究フォーラム 2023年7月25日
-
生活経済学会第38回研究大会共通論題『生活と教育と経済―教育の経済・社会効果』 2022年6月4日
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2022 AERA Annual Meeting hosted at San Diego, California and Virtual 2022年4月23日
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2022 CAERDA International Conference: Redesigning Research and Pedagogy for 21st Century Learners 2022年4月21日
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Comparative and International Education Society (VCIES) 2021 Annual Meeting 2021年4月25日 Comparative and International Education Society
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American Educational Research Association (AERA) 2021 Virtual Annual Meeting 2021年4月8日 American Educational Research Association (AERA)
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Comparative and International Education Society (CIES) 2020 Annual Conference 2020年3月15日 Comparative and International Education Society (CIES)