ICRP2007年勧告に基づく内部被ばく線量評価コードの開発; コード$\beta$版の開発
日本原子力学会2020年春の年会
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- 開催年月日
- 2020年3月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 福島
- 国・地域
- 日本
原子力機構安全研究センターでは、原子力規制委員会放射線安全規制研究戦略的推進事業として、平成29年度からの4ヶ年計画で、国際放射線防護委員会(ICRP)2007年勧告に基づく内部被ばく線量評価コードの開発を進めている。事業3年目となる平成31年度は、放射性核種1Bq摂取当たりの預託実効線量(線量係数)を計算する機能とモニタリング値から核種の摂取量を推定する機能を統合し、計算条件等を指定するグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)を開発することで、コードのプロトタイプ($\beta$版)を完成させた。$\beta$版は、JavaアプリケーションとしてWindows, Linux及びmacOSマシンで動作する。GUIによる操作では、計算対象核種, 摂取経路, 化学形の他、核種摂取量推定機能では摂取時期及びモニタリング値も入力する。さらに、使用する体内動態モデルに関する移行経路の追加や移行係数の変更、1990年勧告対応のモデルやデータの使用も可能とした。本発表では、$\beta$版の概要とコードの完成及び公開までの計画について報告する。