ICRP 2007年勧告に基づく内部被ばく線量評価コードの開発; コードの全体概要
日本原子力学会2021年春の年会
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- 開催年月日
- 2021年3月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 東京(online)
- 国・地域
- 日本
原子力機構では、原子力規制庁からの委託事業により、ICRP2007年勧告に対応した内部被ばく線量評価コードを平成29年度からの4ヶ年計画で開発している。最終年度となる2020年度は、2019年度までに開発した$\beta$版に関して、内部被ばく線量評価モニタリングの経験を有する機関の専門家より、操作性や機能に関する意見を聴取した。その後、この結果を反映して、入力に用いるGUI画面の改良、出力機能の追加などの改良を進めた。また、2020年にICRP Publ.141として公開された新しい線量評価モデルの調査、コードへの実装を進め、実効線量係数の導出に係る検証を進めた。本発表では、$\beta$版を改良したコードについて、基本機能や操作方法などの全体概要を報告し、国内における放射線安全規制の見直しや内部被ばく線量評価における活用策などを示す。