2014年4月 - 2019年3月
ロケット用エンジン設計を支える非定常流体力連成ロータダイナミクス解析技術の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
研究成果は以下である.(1)平行環状シールのRD流体力について非線形バルクフロー解析手法を初めて構築し,静的偏心がクリアランスの0.7倍までのRD係数の高速低コストな解析を達成した.(2)平行環状シールのRD流体力と軸振動の連成解析手法を構築し,実験でその妥当性を確認した.(3)ロケット用ターボポンプのインペラに作用するRD流体力の回転速度依存性を明らかにし,LE-7Aエンジンの地上燃焼試験で発生する回転非同期成分の発生メカニズムについて有力な考察を得た.(3)磁気軸受を用いたロータダイナミクス試験装置を開発し,100μmオーダーの大きさの楕円軌道を1μm精度で実現する制御系の構築を達成した.
- ID情報
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- 課題番号 : 26289055