2019年10月
Desire pathの再現に基づく歩行環境が歩行軌跡に与える影響の解明:重み付きランダムドロネー網上の最短路探索シミュレーション
都市計画論文集
- ,
- ,
- ,
- 巻
- 54
- 号
- 3
- 開始ページ
- 1562
- 終了ページ
- 1569
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11361/journalcpij.54.1562
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 日本都市計画学会
<p>本研究の目的は,Desire pathの発生モデルを構築し,歩行環境が歩行軌跡に与える影響を解明することである。Desire pathは草地や土の地面において,人が繰り返し歩行することによって発生するが,美観や衛生の観点から,管理運営上Desire pathを発生させない計画が望まれる.そこで本研究は,地面の仕上げに応じた移動抵抗を加味したランダムドロネー網上での最短路上にDesire pathを再現することで,草や土の領域の移動抵抗を推定し,歩行環境が歩行軌跡に与える影響を解明した.分析より,草の移動抵抗はフォーマルな空間やパブリックな空間ほど大きく,インフォーマルな空間やプライベートな空間ほど小さいこと,土の移動抵抗は舗装路の移動抵抗とほぼ同一であることが明らかになった.</p>
- リンク情報
- ID情報
-
- DOI : 10.11361/journalcpij.54.1562
- ISSN : 0916-0647
- CiNii Articles ID : 130007742005