共同研究・競争的資金等の研究課題

2014年4月 - 2019年3月

種子島史料の研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究(B)  若手研究(B)

課題番号
26770225
体系的課題番号
JP26770225
配分額
(総額)
3,380,000円
(直接経費)
2,600,000円
(間接経費)
780,000円

本研究は、中世・近世の種子島およびその領主であった種子島氏と他地域との交流を明らかにすることで、日本の歴史における種子島の位置づけを考察するものである。本研究の主な研究成果としては、種子島と琉球との交流の一端を示した点にある。近世の薩摩藩において琉球との交渉を担当する立場に種子島家当主が就いていたという政治的な状況に加え、薩摩・琉球間を往来する船に種子島船が使用されていたという流通面での状況、琉球の漂着船が着きやすいという地理的状況が背景にあり、「鎖国」下で海外との交流が限定されていた近世日本において、種子島は比較的多く「異国」琉球との交流が確認される地であった。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-26770225/26770225seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-26770225
ID情報
  • 課題番号 : 26770225
  • 体系的課題番号 : JP26770225