MISC

2016年3月

子どもの運動遊びを促進する心理・社会的要因 ~自己校力感を効果的に向上させる情報源の探索~

2015年度日本体育協会研究プロジェクト報告書
  • 尼崎 光洋
  • ,
  • 景山 千尋
  • ,
  • 岡本 浄実

記述言語
日本語
掲載種別
速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)

本研究は、運動遊びに対する身体活動量と自己校力感との関連性及び、子どもの運動遊びに対する自己校力感とそれを高める情報源(成功体験、代理体験、言語的説得、生理的・情動状態)の関連性を検討することを目的とした。さらに自己校力感を高める情報源に精査や学年差があるのかを検討し、子どもたちの友人との遊びの約束を取り付け方を検討した。その結果、以下の通りの結果が示された。<br />
1)運動遊びに対する自己校力感と身体活動量との差に有意な相関が認められた。<br />
2)運動遊びに対する自己校力感を高める4つの情報源の回答が高い評価であるほど、自己校力感が高いという結果が認められた。<br />
3)自己校力感を高める4つの情報源のうち、言語的説得と生理的・情動的状態に性差が認められ、言語的説得のみ学年差が認められた。

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