2016年11月
介護福祉士養成校教員における腰痛予防の教授法に関する研究
聖隷社会福祉研究
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- 巻
- 号
- 9
- 開始ページ
- 58
- 終了ページ
- 63
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 出版者・発行元
- 聖隷クリストファー大学社会福祉学会
「人を支える作業(移乗介護)」に着目した。介護技術の習得の場として介護福祉士養成過程における腰痛予防の教授法の現状と課題を明らかにする。郵送法による腰痛予防の教授法に関する質問紙調査を行った。介護福祉士養成課程教員228名(29.4%)を対象とした結果、211名(92.5%)が「領域介護」の担当者であった。また、137名(60.1%)が腰痛予防もしくは腰痛のメカニズムを担当していた。多くは、ボディメカニクスや介護者の健康管理の一部として教授されている。しかし、現行のテキストでは、リフトやスライディングボードを使用した技術は少ない。同時に介護現場での介護福祉器機の導入も進んでいない現状がある。介護職員の負担軽減が継続的な就労に利用者の日常的な生活を支える専門職としての支援にはさまざまな動作がある。今回の研究では、介護労働者の不満の一つとして回答されている「(腰痛などの)身体的負担」に注目したが、他の生活支援場面も含めた検討が必