共同研究・競争的資金等の研究課題

2017年4月 - 2020年3月

「個別支援×集団研修」のハイブリッド型小学校理科指導力向上プログラムの開発

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)
  • 安積 典子
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  • 片桐 昌直
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  • 秋吉 博之
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  • 石川 聡子
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  • 川上 雅弘
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  • 山内 保典
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  • 萩原 憲二
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  • 仲矢 史雄

課題番号
17K01031
配分額
(総額)
4,550,000円
(直接経費)
3,500,000円
(間接経費)
1,050,000円

本研究の目的は、理科を専門としない小学校初任・若手教員に対する、理科指導力向上のための効果的な支援プログラム(教員研修とウェブサイト教材)を開発することである。
2018年度の実績の概要は以下の通りである。
1.昨年度と同様に、小学校の若手教員に対して、2017年度の調査結果を踏まえて改善した研修を実施した。その上で、受講者を対象とした、理科指導力、科学・技術への関心、及び研修が与えた影響に関する調査(無記名、研修当日直前、研修直後、3か月後)を実施した。調査の結果によれば、2018年度の研修は前年度に比べて受講者の満足度が高く、研修で学んだ内容の定着、理科授業に関する意識の変容に関しても、ある程度達成できていると推測された。一方、学んだ内容の授業への活用に関しては、状況の把握が十分にできなかった。以上を踏まえ、来年度に向けた研修内容と方法の改善について、研究代表者、分担者、連携研究者、および研究協力者の間で議論を行った。
2.1.で実施した若手教員対象の調査結果と比較するために、小学校免許取得を目指す大阪教育大学学生、および大阪青山大学学生に対して調査を実施した。その結果、小学校若手教員は大学生に比べて科学・技術への関心・関与度が高いが、小学校理科の基本的な内容の理解度は低いこと等が明らかになった。この結果より、小学校若手教員のための支援策だけではなく、小学校教員を目指す学生の理科指導力向上という新しい研究課題についての着想を得た。
3.若手教員の理科の授業準備のための、スマートフォンやタブレットで見られるウェブ教材の試作版を作製し、1.の研修参加者に各自の端末から視聴してもらい、感想を調査したところ反応は良好であった。さらに、若手教員必要とされるコンテンツについて、アンケートや聞き取りで調査を行った。
以上に関して平成30年8月の日本科学教育学会で口頭発表した。