基本情報

所属
秋田県立大学 生物資源科学部 教授
学位
博士(理学)(1999年3月 京都大学大学院)

ORCID ID
 https://orcid.org/0000-0001-7654-9129
researchmap会員ID
B000298737

外部リンク

<研究対象>

奥羽山系の落葉広葉樹林で四半世紀にわたって森林樹木の営みの観測を続けています。樹木の営みそのもの(生活史)や樹木とそれを利用する動物との相互作用、そして気候変動との関連がメインテーマですが、それだけでなく、松くい虫被害の市民との協働による防除やツキノワグマの保護管理(秋田県)、秋田スギ天然林の構造など、森林生態学全般を対象に研究しています。

落葉広葉樹林の研究では、研究サイトのP.I.として、主要な国際生態系観測網の一つである International Long-Term Ecological Research (ILTER) とその日本ノード(JaLTER)、環境省のモニタリングサイト1000事業(通称:モニ1000)に参画し、国際共同研究の成果もあります。
※ILTERは、日本政府も参画する Group on Earth Observations (GEO) の公式参加組織の一つです

<現在の主な研究テーマ>

1.森林の長期モニタリング ~撹乱、成長、気候変動~
奥羽山系の渓谷で木の一生を中心に観測を続けています。倒木の跡地を好む樹種と土石流堆積地を好む樹種の「棲み分け」や、土石流堆積地で世代交代する植物の競争関係を解明してきました。

また、1本1本の木々のデータを足し合わせた森林の現存量は、直径1mを超える巨木林でも1990年代から年々増加していることを明らかにしました。その背景には気候変動が示唆され、この現象のほかにも30年にわたる開花結実の観測から開花結実の年変動パターンが変化してきた樹種もあることを明らかにしつつあります。今後も、温暖化が森林に与える影響の分析を続けます。

2.秋田方式による松枯れ防除の軌跡
秋田県はつい最近まで松枯れ病の北限でした。当研究室では寒冷地に適した防除法「秋田方式」を2005年に提唱し、これを検証しました。2007年からはボランティア団体「炭やきで夕日の松原まもり隊」を組織して市民の方々と一緒に、薬剤防除に頼らずに「夕日の松原」の松林を維持しています(私は団体の事務局長をしています)。この仕事は多方面から表彰していただき、励みになっています。あなたも炭やきを通じて松くい虫被害の拡大防止に貢献しませんか?

研究室のウェブサイト(炭やきで夕日の松原まもり隊)もぜひご覧ください:こちらです

3.ツキノワグマの大量出没問題と保護管理
この仕事は秋田県の野生鳥獣保護管理対策検討委員の委員長としての仕事で、1990年代から近年までのクマ出没の変化を「見える化」したほか、カメラトラップ調査から最新の統計学的手法によって、県内のクマの頭数を推定しました。この関連で、秋田県内での講演を数多く経験させてもらいました。(本サイトの講演・マスメディア掲載実績はそのごく一部です)

<研究業績>

査読付きのものを更新しました(2022.7.12)
単なる羅列になったので、PRポイントを挙げるならば
・国際的な集会や書籍に海外からInviteされた経験有
・樹木生態、森林病害、線虫学の幅広い分野の国際誌で責任著者として掲載有
の2点です。

 なお英語論文の業績については、別サイト(ResearchGate: https://www.researchgate.net/)で最新情報を更新中です

<主な外部委員等>

2009~  秋田県野生鳥獣保護管理対策検討委員会 (2011~ 委員長)
2015~  炭やきで夕日の松原まもり隊 事務局長

2015~16  日本長期生態系研究ネットワーク(JaLTER) 事務局長
2016~20  秋田県版レッドデータブック(哺乳類)改訂検討委員会 委員長
など


主要な受賞

  17

主要な論文

  51

MISC

  16

主要な書籍等出版物

  9

主要な講演・口頭発表等

  14

担当経験のある科目(授業)

  12

主要な所属学協会

  7

社会貢献活動

  3

メディア報道

  4