論文

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2013年

「ねじれ」状況下における業績評価と投票行動

選挙研究
  • 今井 亮佑
  • ,
  • 荒井 紀一郎

29
1
開始ページ
87
終了ページ
101
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.14854/jaes.29.1_87
出版者・発行元
日本選挙学会

いわゆる「ねじれ国会」という政治状況は,有権者の意識と行動にどのような影響を及ぼしているのか。本論文では,2012年総選挙前後に実施したWEB調査のデータを用いて,「ねじれ」状況に対する有権者の見解が業績評価や投票行動のあり方に及ぼす影響について検討した。分析の結果,(1)一院制への移行を望む有権者や国会の意義を評価する有権者ほど「ねじれ」状況を問題視する傾向があること,(2)民主党内閣の業績に対する評価に最も大きな影響を与えた政策は,鳩山内閣が「沖縄米軍基地問題」,菅内閣が「原発事故対応」,野田内閣が「税制改革」であること,(3)「ねじれ」という政治状況を問題視する有権者には,「ねじれ」に苦しめられた内閣の業績を相対的に高く評価する傾向や,業績評価を投票行動にあまり結びつけないという傾向が見られることが明らかとなった。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.14854/jaes.29.1_87
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130006900393
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10035687
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/024828049
ID情報
  • DOI : 10.14854/jaes.29.1_87
  • ISSN : 0912-3512
  • CiNii Articles ID : 130006900393
  • CiNii Books ID : AN10035687
  • identifiers.cinii_nr_id : 9000014600663

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