2011年6月
地域社会におけるサンゴ礁漁業の動態と生物多様性‐沖縄県国頭村楚洲集落を事例に‐
沖縄地理
- 巻
- 号
- 11
- 開始ページ
- 43
- 終了ページ
- 54
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- 沖縄地理学会
本稿は,生物多様性の保全が重要とされる地域において,生態学的な側面のみではなく,地域社会における人と自然とのかかわりという視点から今後の生物多様性の保全が地域社会にとってどのような意味をもつかを考察するものである.まず,地域社会において自然環境が歴史的にどのように利用され,社会関係を築いてきたかを民俗誌的な記述によって明らかにした.そのうえで,生物多様性を保全することの意味を地域社会の日常的な実践から捉えなおし,生態学的な言説を含めた新たな説明体系の必要性について論じた.
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 0916-6084
- CiNii Articles ID : 120005646096
- CiNii Books ID : AN10157731