2008年 - 2010年
巨大長周期地震動を受ける鋼製橋梁の動的耐荷性能評価と動的設計法の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
海溝型巨大地震のような長周期・長継続時間地震波を受ける鋼製橋梁の耐震性能の把握が重要である。そこで,都市高速に多用されている鋼製橋脚を対象とし,ハイブリッド実験,静的繰返し載荷実験およびFE非線形解析により,最大耐力履歴後の数十回に及ぶ繰返し変位による耐力低下を検討した。その結果,最大荷重履歴後,初等はり理論で弾性範囲と考えられる数十回に及ぶ変位載荷により,耐力は10%程度低下する可能性のあることが分かった。また繰返し振幅範囲が大きいほど,繰り返し数が多いほど耐力低下の割合が大きいことがわかった。
- ID情報
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- 課題番号 : 20560451
- 体系的課題番号 : JP20560451