講演・口頭発表等

新型転換炉「ふげん」の廃止措置の現状と教訓

第26回原子力施設デコミッショニング技術講座
  • 北村 高一

開催年月日
2013年10月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
東京
国・地域
日本

「ふげん」は2008年に廃止措置計画の認可を取得し、現在廃止措置を実施中である。重水の抜き出しやトリチウム除去、タービン系設備の復水器等の解体撤去、クリアランス制度の運用準備等を進めている他、原子炉本体解体のための技術開発を行っている。これら廃止措置作業は、地域との連携や海外機関との情報交換等も積極に行いながら進めている。これまでの廃止措置作業の経験を通し、放射能インベントリの評価には数多くの測定記録や過去の運転記録が必要となり、データの採取計画を綿密に立てることが精度良い評価に繋がることや、解体の経験・知見を積み重ね、それらのデータを分析することでより安全で合理的な解体作業方法の構築が可能となること、除染工法等の採用に当たり、小規模施設でその効果を確認してから実規模運転に移行することが有効となる等の教訓が得られた。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5043856