論文

査読有り
2011年7月

電解精製工程におけるU-Pu-Zr陽極挙動

Journal of Nuclear Materials
  • 村上 毅*
  • ,
  • 坂村 義治*
  • ,
  • 秋山 尚之*
  • ,
  • 北脇 慎一
  • ,
  • 仲吉 彬
  • ,
  • 福嶋 峰夫

414
2
開始ページ
194
終了ページ
199
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.1016/j.jnucmat.2011.03.009

電解精製工程は、金属燃料(U-Zr, U-Pu-Zr)の乾式再処理の主要な工程の一つである。電解精製工程では、アクチナイドの高い回収率を達成するために、陽極中のアクチノイドを一部のZrとともに溶解する。しかし、Zrの溶解は乾式再処理工程に問題を起こす。そのため、未照射U-Pu-Zrを陽極に用いて、Zrの溶解量を最小限にした電解精製試験を773KのLiCl-KCl-(U, Pu, Am)Cl$_{3}$塩中で行った。実験では、Zrの溶解電位よりも卑な電位(1.0V vs Ag$^{+}$/Ag)で、Zrの溶解量を制限して実施した。ICP-AESによる陽極残渣中の元素分析の結果、U及びPuの高い溶解率(U; $>$ 99.6\%, Pu; 99.9\%)が達成されたことを確認した。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1016/j.jnucmat.2011.03.009
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5027329
ID情報
  • DOI : 10.1016/j.jnucmat.2011.03.009
  • ISSN : 0022-3115

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