1989年
肺重複癌の臨床的検討
医療
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- 巻
- 43
- 号
- 8
- 開始ページ
- 816
- 終了ページ
- 819
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11261/iryo1946.43.816
- 出版者・発行元
- Japanese Society of National Medical Services
原発性肺癌991例のうち, 他臓器癌を合併した58例(5.9%)について検討した. 合併臓器は胃が最も多く, ついで喉頭, 子宮, 乳腺の順であつた. 頭頸部癌では喫煙との関連が示唆された. 二重癌のうち, 他臓器癌先行例では肺癌先行例に比べ, (1)発見間隔が有意に長い, (2)肺癌病期の進行例が多い, (3)肺癌関連死が多い, (4)生存期間中央値が短い, などの傾向がみられた. 重複癌として発生頻度の高い臓器での第2癌発生に対する早期診断, 早期治療が重複癌の予後の改善につながるものとおもわれる.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11261/iryo1946.43.816
- ISSN : 0021-1699
- CiNii Articles ID : 130004314298