講演・口頭発表等

ナトリウム冷却型高速炉の原子炉容器内観察・補修技術の開発,9-3; 炉心上部機構の交換作業

日本原子力学会2015年春の年会
  • 大田 克
  • ,
  • 伊藤 裕道
  • ,
  • 宇敷 洋
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  • 吉原 静也
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  • 飛田 茂治
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  • 川原 啓孝
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  • 原 正秀*
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  • 岡崎 弘祥*
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  • 田中 淳也*
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  • 立野 高寛*

開催年月日
2015年3月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
日立
国・地域
日本

高速実験炉「常陽」における炉心上部機構(UCS)交換作業は、世界的にも例の少ない大型炉内構造物の補修作業である。UCS交換作業は、(1)旧UCS引抜・収納・保管作業及び(2)新UCS装荷作業に大別される。これらの作業では、ビニルバッグ/ガイド筒/ドアバルブ/キャスクによりバウンダリを構成した上で、ネジジャッキシステムの開発成果を踏まえて、設計・製作したワイヤジャッキシステム(3点支持構造)により旧UCS引抜/新UCS装荷を実施した。平成26年5月22日$\sim$6月4日に旧UCS引抜・収納・保管作業を実施し、MARICO-2試料部回収作業終了後の11月21日に新UCSの装荷を完了した。12月12$\sim$15日に新UCSの据付状況(リークチェック等)を確認し、12月17日に後片付けを含めた全て作業を終了した。本作業により得られた知見は、今後のナトリウム冷却型高速炉の原子炉容器内観察・補修技術の開発に大きく資するものと考えている。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5049693