講演・口頭発表等

電磁流体への外部磁場印加に関する有限要素解析

日本原子力学会2009年秋の大会
  • 檜山 智之
  • ,
  • 大島 宏之
  • ,
  • 山口 彰*
  • ,
  • 高田 孝*

開催年月日
2009年9月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
仙台
国・地域
日本

高速増殖炉の2次系冷却材配管では温度差のある液体ナトリウムが合流する場合があり、これによる流れの変化から生じる周期的な温度変動が配管壁面に伝わるサーマルストライピング現象が配管構造材の熱応力疲労の原因となり、問題視されている。液体ナトリウムは電磁流体であり、磁場印加によってローレンツ力を発生させ、外部から流れを制御することによって、サーマルストライピングの周期的温度変動を緩和することができると考えられる。本研究では、外部磁場印加による温度変動の緩和効果を定量化するために有限要素法を用いて電磁流体の熱流動解析コードを開発した。また開発コードを用いてT字配管における温度差のある電磁流体の合流を模擬した体系の数値解析を実施した。外部磁場印加の条件としては温度変動の緩和を目的とした「梯子型磁場印加」と「包囲型磁場印加」の2種類の方法を考案し、磁場を印加しない条件の数値計算結果と比較することで各磁場印加方法の温度変動緩和効果を評価した。温度変動の評価指標としては温度変動強度やパワースペクトルなどを用いている。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5020790