基本情報

所属
東京大学 大学院人文社会系研究科 助教
学位
博士(文学)(東京大学)

連絡先
kmatsul.u-tokyo.ac.jp
J-GLOBAL ID
201601010115222464

UTokyo BiblioPlazaの自著紹介ページ 『バッハと対位法の美学』(春秋社、2020年)

 

専門はJ. S. バッハ研究、18世紀から19世紀にかけてのドイツ語圏音楽・文化研究。

《平均律クラヴィーア曲集》、《ゴルトベルク変奏曲》、《音楽の捧げ物》、《フーガの技法》などで知られるように、対位法はバッハの音楽の最大の特徴であり、今日において「対位法の巨匠」という肯定的なバッハ像は自明のことであると考えられている。しかし生前において、バッハの対位法楽曲は、当時一世を風靡したギャラント音楽美学との齟齬ゆえにしばしば否定的に捉えられた。18世紀前半から後半にかけてバッハの対位法の捉え方がどのようにして否定から肯定へと180度転回し、その背後にどのような音楽美学が働いたのか。これを18世紀ドイツの思想的・文化的コンテクストの中で明らかにした(『バッハと対位法の美学』春秋社、2020年)。

現在は上記の研究から関心を広げ、「バッハ」という視座から、18世紀から19世紀までのドイツ音楽文化を探求している。一つは、バッハの難解な対位法音楽を愛好した18世紀の人々に着目し、高度な専門的知識を有するする「愛好家」がどのような文化的背景のもとで生み出されたのか、彼らが音楽文化の発展にどのような役割を果たしたのかを明らかにしようとするものである。もう一つは19世紀後半ドイツにおける古楽への関心に着目するものである。作曲家ブラームス、バッハの伝記著者シュピッタらの活動を追うことにより、バッハのような過去の音楽家の作品に「音楽家」と「音楽学者」が寄せた関心のあり方の共通点、相違点を明らかにし、いわゆる「古楽」が学問としての音楽学の確立に果たした意義を検討している。


研究キーワード

  6

書籍等出版物

  1

論文

  13

講演・口頭発表等

  7

共同研究・競争的資金等の研究課題

  8

Works(作品等)

  1

委員歴

  2

担当経験のある科目(授業)

  3

社会貢献活動

  4