共同研究・競争的資金等の研究課題

2019年6月 - 2022年3月

サハラ以南アフリカ地域における都市部高齢者の課題と政策研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽)  挑戦的研究(萌芽)

課題番号
19K21729
体系的課題番号
JP19K21729
担当区分
研究分担者
配分額
(総額)
6,500,000円
(直接経費)
5,000,000円
(間接経費)
1,500,000円

2019年度はキックオフ行事、現地調査、研究班会議を実施した。
<研究班の立ちあげーキックオフ会議>
1)第7回TICAD(東京アフリカ開発会議)のサイドイベント「アフリカの人口高齢化を見据えて高齢者ケアの「今」」に参加して、アフリカの高齢化に関する意見交換と啓発を行った。2)日本国際保健医療学会(三重市:12月8日)において、自由集会(global Ageing)を開催した。山本が「Global Ageing の政策研究 - 都市における高齢者の課題、SDGsの観点から」報告した。分担研究者の田宮、増田、林が世界の高齢者の国際会議(TICAD,APEC,G20,ICPD25他)について報告した。
<現地調査>
1)2020年1月3-11日、山本と分担研究者の高柳がケニア共和国を訪問して、保健省担当官のDr.Muhone Gituと意見交換、ケニヤッタ大学(KU)の公衆衛生大学院および教育学部、およびジョモケニヤッタ農工大学(JKUAT)医学部のDr.Thuo Wangari教授らと研究に関する打ち合わせを行った。両大学の研究者らと高齢者研究の必要性、本研究班との協力について合意が得られた。ナイロビ市のスラムであるキベラ地区において現地調査を実施した。高齢者6名(男1名、女5名)と聞き取り調査を行った。キベラ地区の医療施設の視察も実施した。これらの調査を通じて、劣悪な環境のもと家族と助け合いながら長生きをしている高齢者たちの生活実態を知ることができた。
2)今後のアフリカでの高齢者に対する政策策定にアジア地区の知見を活用することが必要であり、分担研究者の大安がアジア地区におけるユネスコの教育セクター、CLC(community Learning Center)と高齢者について調査を実施し、地域社会における「共助」と社会教育に関する基礎情報を収集した。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-19K21729
ID情報
  • 課題番号 : 19K21729
  • 体系的課題番号 : JP19K21729

この研究課題の成果一覧

講演・口頭発表等

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