村松研二郎

J-GLOBALへ         更新日: 18/09/27 23:57
 
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研究者氏名
村松研二郎
 
ムラマツケンジロウ
URL
http://www.ladyss.com/Kenjiro-Muramatsu?lang=fr
所属
ストラスブール大学
部署
日本学学科
職名
常勤講師
学位
博士(政治社会学)(リエージュ大学), 博士(社会学)(オート・アルザス大学), 修士(文化人類学)(名古屋大学)
その他の所属
埼玉大学Ladyss-CNRS

プロフィール

生きがい型農業、市民農園、生活困窮者に対する参入農園、コミュニティーガーデンといった農業・農村を活用した様々な社会事業の展開過程について、主に日本・フランス語圏ヨーロッパ(ベルギー・ワロン地方、フランス、スイス・ロマンド)を中心に現場の実践に対するフィールドワークを行っています。農のもつ広い意味での「福祉」(社会問題への対応)への貢献、そして地域福祉や社会政策のあり方への影響を考察しています。

研究分野

 
 

経歴

 
2014年9月
 - 
現在
ストラスブール大学 日本学学科 日本語常勤講師
 
2014年4月
 - 
現在
フランス国立科学研究センター・社会的動態と地域再編研究所 共同研究員
 
2014年4月
 - 
2014年9月
埼玉大学 教養学部 非常勤講師(文化人類学)
 
2011年4月
 - 
2014年3月
埼玉大学教養学部 日本学術振興会特別研究員PD(社会科学)
 
2007年9月
 - 
2010年8月
名古屋大学 長期留学支援プラグラム奨学生
 

学歴

 
2008年9月
 - 
2012年6月
オート・アルザス大学  博士課程修了(社会学専攻)
 
2005年9月
 - 
2012年6月
リエージュ大学 人文社会科学研究科 博士課程修了(政治社会科学専攻)
 
2004年4月
 - 
2011年3月
名古屋大学 大学院文学研究科 総合人文学コース博士後期課程単位取得後退学(文化人類学専攻)
 
2005年9月
 - 
2007年6月
モンス・カトリック大学学部・ジャンブルー農学大学学部・ルーヴァン・カトリック大学・リエージュ大学  大学間DEA(高等研究学位)課程「開発・環境・社会」修了
 
2001年4月
 - 
2004年3月
名古屋大学 大学院文学研究科 総合人文学コース博士前期課程修了(文化人類学専攻)
 

論文

 
村松研二郎
L'observatoire   (90) 28-33   2017年4月   [査読有り]
村松研二郎
国際日本学   (14) 167-192   2017年1月   [査読有り]
帰農現象は, 社会経済体制の一定の危機と密接に関わりをもちながら歴史的に展開してきた。本稿では, 日本における帰農をめぐる様々な言説と実践の江戸時代から今日までの長期的な系譜論的分析を通じて, 帰農論及び帰農運動の原因と意味について考察する。ここでは戦前・戦後の帰農論および帰農運動を4つの大きな流れに分析した : 1 江戸時代の儒教的農兵論または万民土着論, 2 大正知識人による人間主義的帰農, 3 国家主導の失業対策および総力戦の手段としての帰農, 4 ポスト工業社会的帰農。日本の帰農論...
村松研二郎
.   33-34 149-162   2013年   [査読有り]
M.フーコーは、彼の自由主義的統治性に関する分析の中で、法的・経済的意味よりも広い意味で「取引」の概念をしばしば用いていた。保険制度に基づいたフランス福祉国家の誕生に関する研究を行ったF. エヴァルドについても同様である。エヴァルドにおいては、取引の考えは職業的リスク概念に支えられる保険制度の政治システムの根幹に現れる。本論では、このような展望を、社会的脆弱性の問題及びU.ベックの「サブ政治」概念と関連させ、現代的文脈に位置づける。社会の存在基盤を不安定化させる脆弱性の問題に関して、取引の...
村松研二郎
リエージュ大学人文社会科学研究科およびオート・アルザス大学提出博士論文      2012年6月   [査読有り]
本博士論文では、福祉(社会問題への政治的対処)における農業の活用様式の民族誌的・社会学的分析を行った。日本とベルギーの自治体における次の2つの事業を対照した。一つは日本・豊田市において荒廃農地の再活用と高齢化する地域住民の「生きがい」活動の提供を目的として2004年に立ち上げられた農ライフ創生センターである。もう一つはベルギー・ラルヴィエール市において有機野菜の栽培と直売事業による生活困難者の社会職業的包摂を目的として2002年に立ち上げられた労働研修企業デルサム農園(Entreprise...
村松研二郎
26 93-109   2011年1月   [査読有り]
社会職業的参入事業の実践形態は、現代の新自由主義的統治性と結びついている。ベルギーの有機野菜栽培を介した参入施策は、その形式において、経済の調整と個人の監視という次元の異なる目的を具体的に結びつける、いわば「自己調整する身体の生産」を目標とする。その点から、当事業の運用の場は、単なるイデオロギーの産物ではなく、積極的福祉国家の政策において「社会的なるもの」への行為の正統化のための中心的な場を形成する。本論では、当事業をめぐる言説的・規範的枠組みの要素を明らかにした上で、具体的な活動空間にお...

Misc

 
名古屋大学長期留学支援プログラム報告書
村松研二郎
名古屋大学長期留学支援プログラム報告書   2-5   2011年3月   [依頼有り]
村松研二郎
ヨーロッパ基層文化研究会ブログ      2007年4月
テーレ, アンドレアス、村松研二郎(訳)
ヨーロッパ基層文化研究   2 97-109   2006年
村松研二郎
フラン・パルレ      2004年6月

書籍等出版物

 
The Urban Garden City : Shaping the City with Gardens Through History
村松研二郎 (担当:分担執筆, 範囲:15章 ストラスブール市の共有農園 - 限られた共有空間)
Springer International   2018年3月   ISBN:978-3-319-72733-2
周縁のフランス
村松研二郎 (担当:分担執筆, 範囲:事例研究 : 農業による社会的参入. 「コカーニュ農園」の事例)
アルマン・コラン   2016年9月   ISBN:978-2-200-61591-8
都市環境と食の安全
村松研二郎 (担当:分担執筆, 範囲:フランスの福祉農園事業の可能性と問題 : ストラスブールの共有農園の事例を中心に)
埼玉大学大学院人文社会科学研究科   2016年8月   
フランスにおける労働者農園(戦後の家族農園)、長期失業者向け参入農園、共有農園は、一定の社会問題への対応策としての「福祉農園」として位置づけができる。本論で取り上げるストラスブール市の共有農園は、2000年代半ばより異なる社会的特徴をもつ地区に展開してきたが、事業の実践過程においては、各地域にみられる社会的不平等や排除といった現実が反映される傾向があり、運動の掲げる「共有」の理想の達成はきわめて限定的である。エコロジーとシェアの思想に基づいた高い理想を掲げる共有農園運動は地域の社会的現実へ...
都市社会における食と庭園
村松研二郎 (担当:分担執筆, 範囲:ストラスブールにおける共有農園の経験 : 福祉と環境のハイブリッド化)
Hermann   2016年5月   ISBN:978-2-7056-9182-0
農村世界における断絶と連続性
村松研二郎, アレクサンドル・パジェス (担当:分担執筆, 範囲:農村地域を問い直す。貧困、脆弱性、ケイパビリティの視点から)
Eme   2016年3月   ISBN:978-2-8066-3564-8

講演・口頭発表等

 
村松研二郎、グランション・ローランス
3.11後の日本における危機、断絶、そして新たな動態   2018年6月30日   日仏会館フランス国立日本研究センター
村松研二郎
農園 : オルタナティブの空間?   2017年11月8日   
村松研二郎
庭園における秩序・無秩序   2016年3月24日   ストラスブール大学
村松研二郎
日本 : 地域、食、アイデンティティ   2016年3月10日   Laboratoire ENEC
村松研二郎
中心と周縁ー搾取に抗う環境・自然   2015年11月22日   法政大学 / アルザス欧州日本学研究所

担当経験のある科目

 
 

競争的資金等の研究課題

 
日本学術振興会: 科学研究費助成事業(科学研究費補助金) (特別研究員奨励費)
研究期間: 2011年4月 - 2014年3月    代表者: 村松研二郎
本研究は、現代社会における農林業の再定義と利用プロセスを明らかにするため、特に、「福祉の媒介空間としての農業」というテーマに関して経験的・理論的研究を行い、新たな社会学的視座を示すことを目的とする。具体的には、これまで日本とヨーロッパ(フランス、ベルギー)にて蓄積してきた、インタビューを基礎にしたローカルな事例研究を、その検討対象を拡大しつつ継続して行い、その成果をもとにして多様な事例研究の発展的総括を行うことを通して、農林業と福祉の新たな結びつきについて社会学的視点からより一般性な展望を...