共同研究・競争的資金等の研究課題

2010年4月 - 2011年3月

多器官大型化(MOG)突然変異遺伝子の単離

日本学術振興会  科学研究費助成事業  研究活動スタート支援

課題番号
22880045
体系的課題番号
JP22880045
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
3,146,000円
(直接経費)
2,420,000円
(間接経費)
726,000円

ケツルアズキ多器官大型化遺伝子(multi-organ gigantism : mog)の単離
mogはγ線照射によって得られた劣性の突然変異遺伝子であるが,その効果は大きく,葉・茎など複数の器官が大型化し,種子サイズは約2倍に増大する.
本年度は,mogをもつ栽培系統BC48に近縁野生種TC2210を3度戻し交配して得られたBC3F2系統1,559個体を用いて連鎖解析を行った.まずリョクトウのゲノムショットガンシーケンス情報と,Vigna/Glycine間のシンテニーを利用してMOG座周辺の領域に9個のSSRマーカーを作製した.マッピング集団におけるこれらのマーカーとmog表現型との連鎖解析を行ったところ,乗換えなしのマーカーが1つ得られた.しかしこのマーカーを用いてケツルアズキゲノムBACライブラリーのスクリーニングを試みたところ,ポジティブなクローンが得られなかったことから,目的の領域がライブラリーに取り込まれていないと考えられた.
そこで,ダイズゲノム情報を基に,MOG座周辺のケツルアズキ遺伝子を増幅できるプライマーを設計してPCRとシーケンスを繰り返し,新たに8つのCAPs/dCAPsマーカーを設計した.その結果,候補領域はダイズゲノム上の5つの遺伝子が座乗する,約50kbの領域に相当する領域に絞り込まれた.

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-22880045
ID情報
  • 課題番号 : 22880045
  • 体系的課題番号 : JP22880045