2014年6月12日
負荷変調を用いたチャネル推定に基づく近距離MIMO送信ビームフォーミング法 (アンテナ・伝播)
電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報
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- 巻
- 114
- 号
- 76
- 開始ページ
- 35
- 終了ページ
- 40
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 一般社団法人電子情報通信学会
本報告では,近距離MIMOシステムにおける負荷変調を用いたチャネル推定法を提案し,それに基づき送信ビームフォーミングを行う手法について述べる.提案法では,送信側において送受信機が接続可能な最低3つのポートを用いる.そのうちの2つには送受信機を接続し,残りの1つのポートおよび任意の受信側のポートを3種類の負荷で終端,スイッチングさせ,複数回にわたり送受信機の接続された送信ポート間の相互結合成分を測定することにより,終端された送受信ポート間のチャネルを推定する.したがって受信側において送信側へのチャネル情報のフィードバック機構を必要とせず,簡易な構成でチャネル推定および送信ビームフォーミングが実現可能である.数値解析結果では,提案法と送信側でチャネル情報が既知の場合におけるビームフォーミングを比較し,同等のビームフォーミングの効果が得られることを明らかとする.
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110009925420
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10060764
- URL
- http://id.ndl.go.jp/bib/025590327
- ID情報
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- ISSN : 0913-5685
- CiNii Articles ID : 110009925420
- CiNii Books ID : AN10060764