講演・口頭発表等

2005年5月12日

宛先不明メールを利用した分散協調型 spam フィルタの認識率向上

情報処理学会研究報告. DSM, [分散システム/インターネット運用技術]
  • 漣 一平
  • ,
  • 山井 成良
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  • 岡山 聖彦
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  • 宮下 卓也
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  • 丸山 伸
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  • 中村 素典

開催年月日
2005年5月12日 - 2005年5月12日
記述言語
日本語
会議種別
主催者
一般社団法人情報処理学会

電子メールにおいて大きな問題となっているspamメールへの対策方法として, spamフィルタがよく用いられている.この方法で用いられる代表的な技法のうち, 分散協調型フィルタは誤検出率が低いという利点を持つ反面, 検出率も低いという欠点がある.本稿ではこの欠点を改善するため, 宛先不明メールを潜在的なspamメールとみなし, 分散協調型spamフィルタのspamメール認識率を向上させる方式を提案する.これにより, 従来の分散協調型spamフィルタでの利用者によるspamメール登録のみの場合に比べて, 認識率の向上が見込める.また, メールゲートウェイにおける提案方式の実装を行い, 提案方式の利用により分散協調型spamフィルタの認識率向上が期待できることを示す.

リンク情報
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/7380218