積算型電子線量計の作業環境における線量率管理への適用
日本放射線安全管理学会第5回学術大会
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- 開催年月日
- 2006年11月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 名古屋
- 国・地域
- 日本
東海再処理施設の作業環境における線量率の管理手法は、$\gamma$線エリアモニタでの連続測定,可搬型サーベイメータ,集積線量計の定期測定による管理を行っている。近年、環境モニタリングや個人被ばく管理用として小型で安価の半導体を用いた電子線量計が数多く市販されている。電子線量計の利点は、積算型でありトレンド機能(連続)も有していることから再処理施設の線量率管理に電子線量計を用いることができれば測定手法の向上,きめ細かな測定への活用が図られる。そこで電子線量計を用いて多種の$\gamma$線放出核種が混在する再処理施設の作業環境場で特性や性能の確認を行った。その結果、電子線量計の特徴を再処理施設の数十Kevから数Mevの$\gamma$線放出核種の混在する線量場で使用条件はあるものの、測定手法の向上,きめ細かな測定に活用できる見通しが得られた。また、再処理施設は、施設運転や核物質等の移動で線量が変化するため、電子線量計による管理が有効である。