2010年4月 - 2014年3月
東南アジア農山漁村の生業転換と持続型生存基盤の再構築
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A)
東南アジアの農山漁村では、商品作物栽培の普及や農外就業機会の増加をドライバーとして生業転換が進行している。農山漁村の住民は常に複数の生業を組み合わせて持続的な生存基盤を確保しているが、生業転換は、多くの場合、複数の生業すべてを変化させるのではなく、その一部を変化させるものである。これに対して複数の生業すべてを変化させた場合には生活が極度に困難な状態に陥るリスクを負う。したがって、持続型生存基盤の観点から生業を構造化して生業転換の可能性とリスクを論じる必要があること、また、教育、就労、家族形態を含む生活全般を視野に入れて検討する必要があることが明らかになった。
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- 課題番号 : 22241058
- 体系的課題番号 : JP22241058