講演・口頭発表等

長半減期核種を対象とする回転電場偏向型共鳴電離質量分析法の開発; レーザーアブレーションによる原子化法を用いた測定試験

日本原子力学会2014年春の年会
  • 河内山 真美
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  • 石森 健一郎
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  • 利光 正章
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  • 片山 淳
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  • 齋藤 直昭*
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  • 大村 英樹*
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  • 高橋 邦明

開催年月日
2014年3月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
東京
国・地域
日本

原子力機構では、廃棄物中の長半減期核種を対象とする回転電場偏向型質量分析法の開発を進めてきた。本研究では、固体試料を直接測定することを目的に、これまでの装置でフィラメント加熱を行っていた原子化部を、パルスナノ秒レーザーを用いたレーザーアブレーションを適用するためのシステムに改良し、Caを含有する固体試料を用いた試験を実施した。レーザーアブレーションにより試料から生じたCa原子プルームに、600nmのレーザー光を照射して生成したイオンを質量分析しCa同位体を検出した。Ca-40,42,43,44,48の安定同位体が天然同位体存在度と比べて7\%以内で測定できることから、レーザーアブレーションによる原子化法を組み合わせた回転電場偏向型共鳴電離質量分析装置の基本性能を確認できた。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5044582