論文

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2016年1月31日

イノベーションと説得 ―インタビューによる行動の分析―

慶應経営論集
  • 幸田 達郎

33
1
開始ページ
65
終了ページ
97
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(大学,研究機関等紀要)
出版者・発行元
慶應義塾経営管理学会

イノベーションを社内や関連する組織へ普及させるためは、これまでの方法や慣行との断層を克服する必要がある。本研究では“個人による説得力の特徴”を理解するための視点を事例の分析から抽出し、そのような断層を克服することに関連した考察を加えた。<br />
本研究では、日本を代表する企業に所属しているかまたはしていた経験をもつ12名に対して半構造化面接法によるインタビューを行った。面接時間の合計は1,019分。平均面接時間は84.9分であった。<br />
それぞれの事例から、①組織内に対する暗黙的・非明示的な説得、②組織外に対する契約的・明示的な説得、組織内・外に共通する条件としての③相手からの“信頼”、の3つが重要である可能性が得られた。基本的に相手から“信頼”されることが重要であった。強い信頼感がイノベーションにともなう組織の壁を溶かすことができる。

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/40020726199
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00069671
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/027086452
ID情報
  • ISSN : 0387-7086
  • CiNii Articles ID : 40020726199
  • CiNii Books ID : AN00069671

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