2015年4月 - 2018年3月
メタボリック症候群発症予測指標としての血中多価不飽和脂肪酸の有用性:職域疫学研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
メタボリック症候群(MetS)は心血管疾患に対する重要な危険因子であり、国民のさらなる健康増進のためにもその予防対策は重要となる。我々は、イコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)に代表されるω-3系多価不飽和脂肪酸(PUFA)のMetS発症予測能を検討するため、男性労働者と対象とした職域における疫学研究を実施した。しかしながら、ベースラインでMetSを有さない960人を対象とした最長4年の追跡において、EPA、DHA、EPA/アラキドン酸比のいずれにおいても、MetSの発症を予測することは出来なかった。今後のさらなる検討が必要と考えられた。
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- 課題番号 : 15K08752
- 体系的課題番号 : JP15K08752