基本情報

所属
明星大学 人文学部 日本文化学科 准教授
学位
修士(文学)(早稲田大学)

研究者番号
80454015
J-GLOBAL ID
200901039006111167

私は美術や視覚文化、表象文化、イメージの歴史を専門としています。研究の対象は、芸術作品だけでなく、マス・メディアや都市空間など、ずっと残るものから消費されて消えてしまうものを含む、様々な視覚イメージです。それらを前に、「ひとはなにを見てきたのか?」「それはなにか?」「どのように、またなぜ?」という問いにこたえよう、そして人々は「イメージを見ること」を通してどのように変容したのか/し得るのかについて考えてみよう、というのが、現在私の目指すところです。
そうした関心から、社会のなかにおけるイメージ、とりわけ日本の近代における戦争や暴力、破壊、また記憶と忘却にまつわるイメージについて研究しています。近年は日露戦争の表象を中心に考察しています。明治30年代/20世紀初頭の当時においては、様々なビジュアル・メディアが戦争の様相を人々に伝え、物語りました。そうした媒体には錦絵もあれば、新聞、雑誌、絵葉書、絵画もあり、また油画、日本画、水彩画、スケッチ、写真、といった具合に、その表現方法も多岐にわたります。またイルミネーションで街を飾りつけ、凱旋ページェントに感涙するような人々のふるまいも、戦争という文脈で息づくイメージを伝えてくれます。
日本の近代はそれほど遠くない過去ですが、そこに生きた人々は、もちろん今日の私(たち)とは様々な点で異なる、社会・文化的背景を持っています。身近であり、また遠くもある〈隣人〉のように、彼らが見たもの、その中で生きたイメージを、一緒に眺めつつ、粘り強く真摯に、「いったい彼らはなにを見、そしてそこに私たちはなにを見るのか」について考えていきたいと思っています。

論文

  15

書籍等出版物

  5

MISC

  13

講演・口頭発表等

  38

共同研究・競争的資金等の研究課題

  14