MISC

2014年4月

転写因子Bach2によるリンパ球制御

感染・炎症・免疫
  • 米谷 耕平
  • ,
  • 黒崎 知博

44
1
開始ページ
22
終了ページ
29
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
鳥居薬品(株)

転写因子Bach2はB細胞で高発現している分子として同定された。その後、抗体産生細胞への分化に必須の因子であるBlimp1の抑制因子であることや、胚中心B細胞分化、クラススイッチを誘導するために必要な因子であることが明らかとなった。近年、B細胞だけではなく、T細胞においても分化決定因子として働き、過剰な免疫応答を防ぎ免疫恒常性を保つために重要な役割を果たしていることが明らかとなってきた。本稿ではB細胞、T細胞を中心に最近得られた知見を含め、免疫細胞におけるBach2の機能を紹介したい。(著者抄録)

ID情報
  • ISSN : 0387-1010
  • 医中誌Web ID : 2014294403

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