2016年4月 - 2019年3月
下肢静脈瘤の発症に関与する疾患感受性遺伝子の探索とリスク要因の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
下肢静脈瘤は、加齢とともに有病率が高まり、下肢諸症状から生活の質や労働生産性低下させる。本研究では、Shimane CoHRE Studyの調査基盤を活用し、島根県中山間地域に居住する中高年を対象として、厳密なエコー検査を用いた下肢静脈瘤の疫学調査を行うことにより、下肢静脈瘤の対応策を講じることを目的とした。成果として、加齢、立ち仕事の中でも立位で動きの少ない立ち仕事、家族歴、性別(女性)および生活習慣(喫煙やアルコール摂取)が下肢静脈瘤の罹患と関連することを解明した。スウェーデンとの共同研究により、家族歴には、遺伝的要因のみならず家族を取り巻く生活環境が影響することを見出した。
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- 課題番号 : 16K19723
- 体系的課題番号 : JP16K19723