MISC

1998年3月20日

CVMによる釧路湿原のレクリェーション価値の評価

林業経済研究
  • 栗山 浩一

44
1
開始ページ
63
終了ページ
68
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
林業経済学会

北海道の釧路湿原は国立公園に指定されてから観光客が急増したため,バブル期にはリゾート開発が行われるなど,過剰利用による湿原生態系への影響が懸念されている。そこで,釧路湿原のレクリェーション価値を仮想評価法(CVM)を用いて評価し,釧路湿原の観光開発のあり方を検討した。CVMはアンケートを用いて環境価値を評価する手法である。分析結果は,以下の通り。(1)釧路湿原は多目的旅行者が大半であるため,トラベルコスト法による評価は困難であった。(2)支払意志額には生態系に対する知識と観光地のイメージが影響していた。(3)支払意志額は訪問者一人当たり中央値で2,398円,平均値で4,405円であった。これを集計すると,中央値ベースでは15億円,平均値ベースでは28億円となった。

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110006788564
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00330523
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/4437842
ID情報
  • ISSN : 0285-1598
  • CiNii Articles ID : 110006788564
  • CiNii Books ID : AN00330523

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