講演・口頭発表等

モニタリングポストの測定値を用いた大気中I-131濃度の推定値と実測値の比較

日本原子力学会2015年春の年会
  • 山田 純也
  • ,
  • 瀬谷 夏美
  • ,
  • 羽場 梨沙
  • ,
  • 武藤 保信
  • ,
  • 橋本 周
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  • 清水 武彦
  • ,
  • 高崎 浩司
  • ,
  • 横山 須美*
  • ,
  • 下 道國*

開催年月日
2015年3月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
日立
国・地域
日本

福島第一原子力発電所事故時における大気中I-131濃度の同一地点の連続的な実測データは非常に限られたものであった。このことは原子力災害時のような混乱した状況下で、空気サンプリング試料の$\gamma$線核種分析に基づく大気中I-131濃度の評価が容易でないことを示唆している。比較的容易に測定できるモニタリングポストの測定値から大気中I-131濃度を推定する手法について検討した。この手法を用いて推定した大気中I-131濃度の推定値と空気サンプリング試料による実測値を比較した。実測値には原子力機構大洗から約20kmの地点に位置する原子力機構東海でサンプリング・評価された大気中I-131濃度を用いた。2011年3月15, 16, 21日のプルームの飛来による大気中I-131濃度の上昇を本手法による推定値はよく追従している。本手法による大気中I-131濃度の評価値は実測値に対してファクタ4以内であった。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5049885