山本浩司

J-GLOBALへ         更新日: 19/07/31 13:15
 
アバター
研究者氏名
山本浩司
 
ヤマモト コウジ
ハンドル
koji_hist
eメール
kyamamotoe.u-tokyo.ac.jp
URL
http://www.e.u-tokyo.ac.jp/fservice/faculty/yamamoto/yamamoto.j/yamamoto01.j.html
所属
東京大学
部署
経済学部 経営学科
職名
准教授
Twitter ID
koji_hist

プロフィール

**経済学研究科マネジメント専攻の学生へ** 
修士論文については、歴史的テーマを特に歓迎します。教員の専門分野は1500−1800年の西洋経済史・経営史・イギリス史・産業革命以前のCSR・金融バブル(とりわけ南海泡沫事件)です。指導を希望する学生は、経営史I・IIとRethinking Business Historyを受講し、関連の研究セミナーに出席してください。歴史学的な知見を前提に、東アジアのトップ校にふさわしい厳しい指導をします。質問などがある方はメールにてご相談ください。
****

研究分野はイングランド経済史・経営史(1550-1750)。
主要な研究テーマは、1)当時「プロジェクト」と呼ばれた国内経済の改良計画と、2)1720年の南海泡沫事件。これらの主要テーマと関連する、3)産業革命以前の企業の社会的責任と4)ステレオタイプが経済の行動主体に与えた影響についても研究をすすめている。

研究にあたっては、論文を国際学術誌に発表することを目指している。2014年10月にオックスフォード大学出版局と出版契約を交わし、現在は博士論文をもとにした単著の出版準備をすすめている。企業の社会的責任については、短いエッセイがケンブリッジ大学出版局のHandbookシリーズへの掲載が確定しており、その実績を足場にハーバード・ビジネス・スクールが主催するBusiness History Review上での特別号を現在企画・準備している。また、ステレオタイプの研究においては、2010年以降社会心理学者とのネットワークを構築、シンポジウム等を主催した。2012年には雑誌の特別号を編集し、現在はアメリカVanderbilt大学のピーター・レイク教授と、初期近代イングランドにおけるステレオタイプを比較考察する編著を準備している。同書はマンチェスター大学出版局と契約を締結しており、2018年初頭まで出版をめざす。2019年1月には関連のシンポジウムをロサンゼルスのハンチントン図書館にて開催することが内定している。

東京においては、1)日英バイリンガルのセミナー、Political Economy Tokyo Seminar (PoETS)および、2)研究者の国際的競争力を高めるため「歴史家ワークショップ」を企画・共催している。また、研究の成果を知的好奇心のある多くの人に伝えることで、人文社会科学、特に歴史的思考の今日的意義を提示するよう心がけている。これまでは、TEDxのレクチャー(2011)や、バッグ製造メーカーにおいてセミナー(2014)などを行なった。

研究分野

 
 

書籍等出版物

 
Taming Capitalism before its Triumph: Public Service, Distrust, and 'Projecting' in Early Modern England
山本浩司
Oxford University Press   2018年4月   ISBN:9780198739173
Early modern England had a distinctive preoccupation with the social responsibilities of private businesses. This book explores for the first time how promises of public service in the economic sphere came to be abused, and how statesmen, playwrig...

論文

 
Koji Yamamoto
Grietje Baars and Adré Spicer (eds.), The Corporation: A Critical, Interdisciplinary Handbook (Cambridge: Cambridge University Press, 2017)   226-237   2017年   [査読有り][招待有り]
山本浩司
Le Crisi Finanziarie: Gestione, Implicazioni Sociali e Conseguenze nell'Età Preindustriale (Series: Fondazione Istituto internazionale di storia economica "F. Datini")   327-357   2016年5月   [査読有り]
One key question over the South Sea Bubble of 1720 has been whether or not it was a ‘rational’ bubble as economists would now define it. The underlying analytic dichotomy between 'rational' and 'irrational' bubble seems to have hit a point of dimi...
山本浩司
Guillaume Garnar (ed.), Die Ökonomie des Privilegs, Westeuropa, 16-19 Jahrhundert   181-198   2016年4月   [招待有り]
Marie Thébeaud-Sorger and Koji Yamamoto
L'Europe des sciences et des techniques XVe-XVIIIe siècle: un dialogue des savoirs   125-132   2016年   [招待有り]
本書はフランスのアグレガシオンにおいて科学史を選択する学生たちの為の教科書である。発明家と企画者についての一章を共著で執筆した。
Koji Yamamoto
British Journal for the History of Science   48(4) 607-637   2015年12月   [査読有り]
Koji Yamamoto
Historical Journal   55(June) 375-397   2012年6月   [査読有り]
Koji Yamamoto
English Historical Review   126 806-834   2011年8月   [査読有り]
Vlad Glaveanu and Koji Yamamoto
Integrative Psychological and Behavioural Science   46 431-439   2012年12月   [査読有り]
Distrust, Innovation and Public Service: "Projecting" in Early Modern England
Koji Yamamoto
University of York      2009年9月   [査読有り]

経歴

 
2018年10月
 - 
現在
東京大学 経済学研究科 准教授
 
2016年4月
 - 
2018年9月
東京大学 経済学研究科 専任講師(経営史)
 
2014年10月
 - 
2016年1月
ケンブリッジ大学  人文社会科学研究所(CRASSH) 研究員
 
2012年9月
 - 
2014年10月
キングス・コレッジ・ロンドン 歴史学研究科 英国学士院 特別研究員
 
2011年9月
 - 
2012年6月
エジンバラ大学 人文科学高等研究所 ニュービー・ポスドクフェロー
 
2010年9月
 - 
2011年8月
セント・アンドリュース大学 歴史学研究科 ティーチング・フェロー [近世史・北米植民地史を担当]
 
2009年9月
 - 
2010年8月
キングス・コレッジ・ロンドン 歴史学研究科 英国経済史学会トウニー・ポスドクフェロー
 

学歴

 
2005年10月
 - 
2009年9月
ヨーク大学 歴史学研究科 (博士課程) 
 
2004年10月
 - 
2005年9月
ヨーク大学 歴史学研究科 (リサーチ・マスター) 
 
2003年10月
 - 
2004年9月
ヨーク大学 18世紀研究所 (トート・マスター) 
 
1999年4月
 - 
2003年3月
慶應義塾大学 法学部 政治学科
 

受賞

 
2012年5月
英国学士院 英国学士院特別研究員
 
2010年7月
英国経営史学会 D.C.コールマン博士論文賞 (ファイナリスト)
 

Misc

 
世界史からみた日本建築法制の現在とまちづくりの将来
山本浩司
建築雑誌   134(1725) 36-36   2019年6月   [依頼有り]
Koji Yamamoto
British Art Studies   (2)    2016年6月   [依頼有り]
Book review of Nuala Zahedieh, The Capital and the Colonies (Cambridge, 2010)
Koji Yamamoto
Journal of Modern History   84 472-474   2012年   [依頼有り]
Book review of Maximillian E. Novak (ed.), The Age of Projects (Toronto, 2008)
Koji Yamamoto
Journal for Eighteenth-Century Studies   34 138-139   2011年

競争的資金等の研究課題

 
Money, Responsibility and Stereotypes: Behavioural Foundations of the South Sea Bubble
英国学士院: 特別研究員
研究期間: 2012年9月 - 2015年8月    代表者: 山本浩司
Gamble, Investment, or Public Service? The first Duke of Chandos during the South Sea Bubble, 1719-1721
Huntington Library (CA, USA): Andrew Mellon Fellowship (1 month)
研究期間: 2012年5月 - 2012年6月    代表者: 山本浩司

社会貢献活動

 
【講師】  「ELSI概念の再構築」研究会  2019年7月11日
「ELSI概念の再構築研究会」において拙著Taming Capitalism before its Triumphにもとづいて、市場・政府・倫理の関係について、歴史的視点から話題提供を行った。 (主催の研究会は、先端科学技術の倫理的・法的・社会的な側面(ELSI)に関する議論のあるべき姿について検討するもの)
【寄稿】  日本建築学会  建築雑誌  (特集35 建築法制100周年[歴史編] 現実と理想のあいだで)  2019年6月
建築法制100周年記念特集に小論を寄稿した。  以下は雑誌HPから転載
2019年は市街地建築物法(以下、物法)・旧都市計画法という日本近代建築・都市法制の制定100周年に当たる。それを記念して、本特集では、歴史編として建築法制の100年を振り返ることで、果たしてきた役割を明らかにするとともに、今後の課題を整理する。[中略]
●これまで建築法制は建築物の敷地、構造、設備及び用途に関して国民の生命、財産などを守るための最低基準を定めてきた。それらは災害や事故、目指すべき都市像・建築像に応じて...
黎明期資本主義における
市場・福祉・公共善
【講師】  慶應義塾大学日吉キャンパス  「生命の教養学」講座  (慶應大学日吉キャンパス)  2019年5月31日
慶應大学理工学部の1−2年生を主たる対象にした特別講座「生命の教養学」において出張講義を行った。参加者は約90名。
【インタビュイー】  IBM Japan  IBM Japan Think Business  2018年8月
Eテレ ニッポンのジレンマ「お金儲けのジレンマ~新世代の資本主義~」
【出演】  NHK Eテレ  ニッポンのジレンマ  2018年6月30日
【出演】  Tokyo Humanities Project  Tokyo Humanities Cafe Vol. 2  (グッド・ヘブンズ・バー)  2017年9月12日
【出演】  TEDx Tokyo  TEDxTokyo yz ver. 2.0 〜越境者〜  2011年10月
越境者をテーマにした2011年のTEDxイベントにおける口頭発表である。イギリスに留学して歴史を学ぶことが、日本の文化・これまでの自分・我々が生きる現代の三つを「越境」していくきっかけとなったことを実体験をもとに説明し、海外留学と歴史学の魅力を伝えた。